中古車買取では消費税の取り扱いはどうなる?査定額との関係は?
※買取予想価格は当サイトの独自アルゴリズムで算出したものです。実際の買取価格を保証するものではありません。あくまでも参考値としてご活用下さい。
1・中古車売却時の消費税。
個人間での中古車の売買であれば、消費税などを気にされる方は殆どおられないでしょう。
しかし中古車買取業者との間で売買がされる際には消費税が発生します。
この点を気にして買取金額を考える方は少ないのが現状です。
多くの買取業者は個人から中古車を買取する際に、査定額の中に消費税の金額を含めて提示することが一般的になっています。
実はここで少なからず損をしてしまっていることになります。
なぜでしょうか。
愛車を売却する前には、中古車の買取価格の相場をインターネットなどで確認してから査定を依頼します。
その際に買取業者のオークションなどで掲載されている価格は消費税が含まれていないケースも多くあります。
買取業者の営業マンなどは、この価格を見せながら売買交渉をして「相場がこの価格ですので、頑張って同額で買い取らせて頂きます」のような話の流れで中古車を買取ろうとします。
しかし実際にはしっかりと利益が発生していることになります。
仮に売却を希望する中古車が業者オークションの価格相場では100万円だとします。
この金額に消費税8%が加算されると、販売価格は108万円になります。
では同額の100万円で愛車が買取られた場合、実際価格は幾らでしょうか。
100万円が消費税込みの価格の場合、車体の実際価格は952,926円になります。
つまり、買取業者は108万円で販売する中古車を100万円で買取っているため、8万円の利益が生じていることになります。
車を売る側としては、8万円の損をしていることになります。
2・中古車売却時には消費税を忘れずに聞きましょう。
もしこれから自分の愛車を中古車買取業者に売却することを考えている場合、消費税の事を忘れずに頭に入れておきましょう。
査定価格を提示された時には、消費税が含まれているのかどうかを聞いてみましょう。
もし含まれていない場合は、査定金額を少しでも高くできないか交渉してみることができます。
携帯電話などにも電卓がついているので、電卓を片手に交渉してみましょう。
一度売買契約書にサインをしてしまうと、後で気づいてキャンセルすることができません。
サインをする前に、査定金額が妥当かどうかを良く吟味してみましょう。
消費税分の査定額アップが可能かどうかは、買取業者によっても異なります。
自分の予想よりも高い査定金額を提示されてもすぐに契約せずに、複数の買取業者に査定依頼をしてみましょう。
消費税分の査定アップが実現する可能性も高くなります。