中古車査定で提示された買取金額に有効期限はあるの?
※買取予想価格は当サイトの独自アルゴリズムで算出したものです。実際の買取価格を保証するものではありません。あくまでも参考値としてご活用下さい。
1・中古車売却時の査定価格有効期限とは。
車を売却しようか迷いとりあえず査定だけしてもらうというオーナーの方も少なくないでしょう。
自分が思っていたよりも、高い査定価格を提示され数週間悩んで売却を決意します。
買取業者に再度車を持っていくと、今回は当初の査定価格よりも低い金額を提示されてしまいます。
「どうして?」と思うかもしれませんが、中古車の買取価格には有効期限があり、中古車買取店であれば「査定日から何日間は査定金額で買取ます」の文言が契約書などに記されています。
有効期限は買取業者によって異なります。
最も早ければ査定当日、長くかかったとしても1週間から2週間程度です。
長期間の有効期限を設定している買取業者はほとんどありません。
なぜでしょうか。
車はある意味で消耗品です。
1日使用するごとに、あらゆる部品やタイヤは劣化し、走行距離も多くなります。
また同車種の新しいモデルやシリーズが出ることもあり、その場合には買取価格が大きく下がる傾向にあります。
そのため、中古車買取業者は有効期限を設定することで、極端に中古車の売却価格が変動することを防いでいます。
もし有効期限を過ぎてしまうと、再度査定を受ける必要があります。
査定価格の低下は必須となります。
2・下取り価格の有効期限は長め。
中古車の買取価格と異なるのが、ディーラーが提示する下取り価格です。
下取り価格の有効期限は買取価格に比べると非常に長く、数か月から長い時には半年間の有効期限がある場合があります。
しかもその期間に車を乗り続けても下取り価格が下がることはありません。
なぜそのような違いが生じるのでしょうか。
まずディーラーが設定する下取り価格は、新車を納車するまでの期間を逆算して設定しているため、当初から下取り価格は低めに設定されていることがほとんどです。
そしてもう一つの理由は、ディーラーは新車を販売することで利益を得ているためです。
中古車買取業者の場合は、なるべく安く買取をして、その後オークションなどを利用して、高値で売却します。
そこで発生する差額が利益となるので、中古車の査定価格は非常にシビアになる傾向があります。
しかしディーラーはそれまで乗っていた中古車をどのように売って利益を上げるかよりも、新車を販売することで利益を得る方が大事という方針を取っています。
そのため、下取り価格を設定する際には査定価格のようにそれほどシビアになることはありません。