中古車の買取契約後にどうしてもキャンセルしたくなった時の対処法
※買取予想価格は当サイトの独自アルゴリズムで算出したものです。実際の買取価格を保証するものではありません。あくまでも参考値としてご活用下さい。
1・車を売却時には二重査定に注意。
最近では、車の買取業者も多くなりテレビやラジオでは中古車買取の大手企業が毎日のように広告を出しています。
また個人経営のように小規模な買取業者もあちこちで見かけます。
どこで車を売却するにしても、できるだけ売買契約に関わるトラブルは避けたいところです。
誰でもスムーズに話しが進んでいくことを願うものです。
しかし中には買取業者との契約での折り合いが合わずに売却をキャンセルしたいということがあります。
一番多いのは、二重査定を受けてしまったために契約を解除したいというケースです。
二重査定とは何でしょうか。
最近ではインターネットを利用して、複数の買取業者に自分が売却を希望する中古車を査定してもらい、その中から一番の高額買取価格を付けた業者に決めるというサービスが増えています。
査定価格に納得して売却を決めたものの、実際に中古車を引き取った後で査定では分からなかった故障部分があるので、査定額が下がるというトラブルが二重査定です。
査定額に納得がいかないために、契約をキャンセルしようとすると、キャンセル料の支払いを請求されるという場合も生じています。
二重査定に限らず、何らかのトラブルで売却をキャンセルしたい時には、キャンセル料を支払う必要があるのでしょうか?
2・キャンセル料は支払うべきか?
キャンセル料を支払うべきかどうかは、売買契約書にサインをしているかどうかで変わってきます。
契約書にサインをする前に二重査定や他のトラブルが生じた場合はキャンセル料を支払わなくても問題はありません。
しかし既に契約書にサイン済みの場合には、契約違反とみなされキャンセル料の支払いをしなければなりません。
仮に自分が思い当たらない傷や修理などを理由に減額や違約金を求められた場合は、応じる必要はありません。
どうしても買取業者との契約で問題が解決されない場合は、国民生活センターを活用してみることをおすすめします。
また何らかの理由で売却をキャンセルしたい時には、タイミングも重要になります。
もしも業者側がオークションや店頭で次のオーナーへ中古車を売却してしまった場合は、キャンセルは不可能です。
業者が買取後に名義変更などの事務手続きなどを済ませていない場合は、まだ間に合います。
つまり買取業者側に実害が発生しない状況であればキャンセルは可能です。
しかしキャンセルをすると時間も労力もかかります。
中古車売却時には査定価格だけで決定するのではなく、慎重に考えましょう。